nr8. スウェーデンのカルバアドヒュース・ベスト10

長引くコロナ生活で、私のカルバアドヒュース・寒冷浴場活動(人呼んで「カル活」😅)も長らく封印されていましたが、今週はあちこちで「コロナ生活から緩やかに移行していく私たち」の潮流を感じる機会がありました。夏には私もカル活再開できるのでは😍? ということで、今週は少し趣向を変えて、今のスウェーデンのトップ10・カルバアドヒュースを紹介します。
ブロムベリひろみ
2021.05.30
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「見本市でマーケティング活動を行いたいなら、ご連絡ください」というメールの送り主はアメリカのとある産業団体。見本市って? いつやるの? と開催日時を確認すれば、この9月の中旬。はぁ、アメリカでは対象者の半数が既に2回の接種を済ませるなどワクチン接種はかなり進んでいると聞いていたけど、いろんなところから人が集まってくる見本市も夏 休み明けにはやっちゃうんだ、 とちょっとびっくり。

スウェーデンの5月28日発表では、ワクチン接種対象者のうち、少なくとも1回は受けた人は44.5%、2回とも終わった人は16.6%というのが最新状況です。私も木曜日には新しく開放された予約時間を難なく(とはいっても予約サイトにログインした時には、私の前に1500人いたけれども、その後1時間くらいの待ち時間で)予約できました。私の接種1回めは来週の火曜日です。

この後この非常口のサインのような緑の人(白の人か?)が一番右端まで進んだところで予約できた
この後この非常口のサインのような緑の人(白の人か?)が一番右端まで進んだところで予約できた

スウェーデンでは、いくつもの地方自治体が、新たな感染者数の激減や重症の患者数の減少傾向などを伝えており、また木曜日には政府が、現在の感染症対策を段階的に解除していく計画を発表しました。

金曜日の夕方、街にでてみれば、お天気のよさも相まってか、カフェやレストランのテラス席はコロナってもう収束したんだっけ? と思うくらいの大盛況。また次の感染の波とかがこなければいいなと思いながらも、私も以前ほど不安にならないのは、やはり進むワクチン接種でなんとなく安心感を持ち始めてきているからでしょうか。

2021年5月24日〜5月29日のニュース

今週取り上げたニュースでは、一読しただけでは、ええっと、なんのこといってるのかわからない! というものが目立ちました。「データ恥」はブロックチェーンに代表される高度なデータ処理技術や、数々のクラウドやストリーミングなどのサービスで消費されるエネルギー量の気候危機へ与える影響が問題となってきていることを扱ったニュースで、またアーティストにデジタルの世界でも鑑定書を与えられる「NFT・非代替性トークン」技術も同じブロックチェーン系の技術が関わってくるので、いきつく先は同じか? という話でした。

swelog.miraioffice.com
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上場しているが業績の落ちたファッション企業を買収したあとで、買収した側がもともとやっていたビジネスである不動産業へと会社の事業内容をすっかり変えてしまうというやり方で、面倒な上場の手続きを取ることなく株式上場企業としての看板を手に入れる新しい手法が現れてきていることを扱ったニュースには、なんとやくイヤなものを感じましたが、このトレンドはもしかしたらこの先、もっと顕著になってくるかもしれません。

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スウェーデンっぽいなと思ったのは、一つの地方では以前難民受け入れ用に建てられた住宅が国の費用で惜しみなく解体され、一方新興のグリーンエネルギー産業で沸く別の地方では、急ピッチで新しい住宅の建設が進んでいるというニュース。日本の空き家問題のことも、思わず考えずにはいられない話題でした。

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ファスト・ファッションという言葉は定着したけど、今はそのビジネルモデル自体を懐疑的に考える人が増えていると思いますが、ここででてきたのが「ファスト・アート」。トレンドを解析してすばやくポスターなどのアート作品をつくりあげることで成功しているスウェーデンの会社に関する記事ですが、この会社はネットフリックスのTVシリーズの作り方を参考にしたのだとか。こちらはファスト・エンターテイメントですかね?

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そして今週取り上げた最後のニュースは、また驚愕のヤツがデンマークから。もう表題だけで十分伝わっているような気もするけれど、それ以外にもこのニュースが内包する「報道する側と取材対象者の関係はどうあるべきか」という問題からは、なんだか日本の政治家と一緒にパンケーキ食べてた政治記者たちのことまで思い出したりして。センセーショナルな中にも、奥深い視点も含まれていたのか、このニュース!

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