nr3. 「女性が所有する社会」を目指すスウェーデンのOwnershift

だぶつく投資マネー、リスクキャピタルは実は名ばかり「リスク」キャピタルで、投資する側はそれほどのリスクはとらずにいつも自分と同じような属性を持った人に投資する傾向が顕著。女性や移民や「ふさわしい」学歴のない人は、たとえ同じビジネスプランの提示でも投資してもらうことは難しいのが現実。雇用条件の平等、企業の経営陣における女性の少なさの議論の先にあるのは、投資の世界でのジェンダーバランスの問題です。
ブロムベリひろみ
2021.04.18
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Hejsan(ヘイサン)!  先週の日曜日にスウェーデンを出てコペンハーゲン、アムステルダム経由で月曜日の朝関空に着き、そこから木曜日の午後まで隔離待機施設(ホテル)で過ごした後は、今も自宅での隔離生活を続ける私の、この一週間の最大の関心事といえば体を動かすことでした👯‍♀️

 こちらはアムステルダムのスキポール空港の様子。やっぱり人は少なめでした。
 こちらはアムステルダムのスキポール空港の様子。やっぱり人は少なめでした。

2021年4月11日〜4月17日のニュース

今週取り上げたニュースの中にも、体を動かすことと感染症やCovid-19との関連について言及したものがありました👇 ちょっと体、なまってるよなーという方はぜひご一読ください。

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これ以外のニュースでは、この一週間で私の頭の中をぐるぐるしていたの は「投資マネー」「投資ファンド」「ベンチャーキャピタル」などなど、の金・金・金のキーワード。最初は、近鉄都ホテルが所有するホテルの一部を、米国の投資ファンド、ブラックストーンが買収したというニュースを読んだのがきっかけでした。

www.nikkei.com

ブラックストーンと言えば、住宅問題を扱ったスウェーデン発のドキュメンタリー『Push』が取り上げた、アメリカやヨーロッパの人々の暮らしの場、住宅を金融商品としてしか見ていないそのひどいやり口で私を恐怖に陥れた、アメリカの大手投資ファンド。(『Push』については以前まとめたので、ぜひこちらを👇ご一読ください。こわいよ!)

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そのブラックストーンの魔の手(?)が日本にも着々と伸びてきていると身震いしていたら、週半ばには英国CVCキャピタル出身の車谷氏が社長として率いていた東芝がCVCへの身売りを検討しているとの噂で、車谷氏が突然退任するという、いわくつきの裏話がありそうなニュースもありました。

globis.jp

コロナ禍で生活が困窮する人も増える中で、投資でさらに資産を増やす一方の人もおり、投資できる人だけどんどん儲かるこの仕組みをどう考えればいいのか🤔 と悩んでいた私に届いたスウェーデンからの話題が水曜日に書いた『投資キャピタルとジェンダーバランス』👇。

社会の仕組みを変えていくには、世の中で誰が何をどれくらい所有しているのかという大きな権力構造に目を向けて、それを変えていく働きかけをしていく必要がある。

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このブログ記事で取り上げたのは、そんな新しいモノの見方でしたが、今日のニュースレターでは、その「所有とジェンダーバランス」についてのスウェーデンの動きから、もう少し深く見ていきたいと思います。

おっと、その前に、今週は毎日更新のブログでは以下のような記事も取り上げていましたので、ピンと来るものがあればぜひこちらの記事たちもどうぞ〜。

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今週のテーマ・「女性が所有する」を目指すスウェーデンのOwnershift

さて、今週のテーマに関してご紹介したいのが、Ownershiftというスウェーデンで2018年に設立されたシンクタンクです。Ownershiftは女性の「所有」実態を調査で明らかにし、これをはっきりと計測可能な形で増加させることで、社会の権力構造に変化を起こすことを目指しています。

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