読書と階級

「教育と機会の平等」に力を入れてきたスウェーデンでも「学校株式会社」のニュースレターでも触れたように、小学校から学校間の格差が固定化し、低学歴の親のもとに生まれた子どもたちには、平等な人生のチャンスが巡ってこないことが顕在化してきている。その中で改めて注目されているのが「読書」の力。しかしもちろん読書だけで問題は解決できない。
ブロムベリひろみ 2022.02.20
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swelog weekend nr 46

〈今週のトピック〉  読書と階級
〈今週のブログ記事〉 オリンピックとメロディフェステバーレン
〈今週のスウェ推し〉 大きなチャレンジは週休2日で

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読書と階級〈今週のトピック〉

今のスウェーデンの生の教育現場を取材した話題の本が、『I en annan klass(もうひとつのクラスで)』。南部スウェーデンの地方紙のジャーナリスト、エッマ・レインセが、高学歴の親を持つ子どもが通うルンドの基礎学校の4年B組のクラス(日本の小学4年生)と、低学歴の親がほとんどのマルメ郊外にある学校の4年B組のクラスを、3年間に渡り密着追跡調査したものだ。

スウェーデン語の”klass”という言葉は、英語のclassなどと同様、学級という意味の他に階級という意味もある。

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