ストックホルムの「未来のストリート」

コロナで観光客も少なかったストックホルムで、未来の街路はどうあるべきかを問う、ちょっとした実験が行われていた。車道を歩行者専用道路や歩行者用エリアに変身させ、周辺住民の反響を調査したものだ。車と駐車スペースの代わりに設置されたのは樹木にベンチ、子どもの遊び場や黒板といったものたち。さて、実験結果はどうなった?
ブロムベリひろみ 2022.02.13
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swelog weekend nr 45

〈今週のトピック〉 ストックホルムの「未来のストリート」 
〈今週のブログ記事〉 反スウェーデンキャンペーンはどこまでいくのか?
〈今週のスウェ推し〉 ヤング・スウェディッシュデザイン賞

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ストックホルムの未来のストリート〈今週のトピック〉

コロナが落ち着いていた去年の夏も遊びに行った、私も大好きな街ストックホルム。毎年夏は世界中からの観光客で賑わうが、昨夏はまだまだ私たちのような国内旅行客か、せいぜいヨーロッパ諸国からの観光客が中心で、どこにいってもそれほどの混雑もなく、街はゆったりとしていた。

夕食に訪れたAgnesというレストランに面した車道部分にも、公共のベンチや移動型植栽が置かれていおり、テーブルは車道部分にも多く並べられており、それが夏の街の開放感と自由な気分を盛り上げて、とても楽しく食事をした。

Agnesのあるクングスホルメンの車道。おそらく夏の間だけのアレンジ
Agnesのあるクングスホルメンの車道。おそらく夏の間だけのアレンジ
こちらの市街中心地も、夏仕様(?)。車は入れないようにして、ベンチや樹木で飾られていた
こちらの市街中心地も、夏仕様(?)。車は入れないようにして、ベンチや樹木で飾られていた

長い夏休みの間はこのような街の外観をガラッとかえてしまうようなことができても、通常は街中へ車でアクセスすることは住民のために大切だと考えられてきており、ストックホルムでも、交通量を減らしたり駐車スペースを減らすといったような大胆な変更には着手するのが、難しかった。

2020年の秋から市内3ヶ所の街路で実施されたのは「未来のストリート」プロジェクト(プロジェクト報告書はこちら)。ストックホルム工科大学とスウェーデンイノベーション庁(Vinnova)そしてストックホルム市が共同で、車道を歩行者専用道路やエリアに変身させ、周辺住民の満足度を調査したプロジェクトだ。

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